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チャレンジ日記









【山田敬一プロフィール】 柔道整復師

学生時代にバスケットボールでケガをしたことがきっかけで柔道整復師になる。
通院していた整骨院で、現在の師匠に出会う。

平成7年に国家資格を取得し、その後、埼玉県の整骨院に勤務する。

平成10年から東京都内の整骨院で分院長として勤務するが、「もう一度師匠と仕事が
したい」との思いから平成18年2月から東京都八丁堀で師匠とともに治療活動に励む。

テーピングに関しては指導員としての経験もあり、格闘技・シュートボクシングのプロ選手の試合前のコンディショニング
調整にも携わる。

また、コーチングも得意としており、治療にも役立てている。

趣味はバイクと格闘技。愛車は、97年式ハーレーダビッドソン XLH883。

モパラボテーピング
やまだ整骨院
ブログ/東京都文京区本駒込発<やまだ日記>

従来のテーピングとは異なる貼り方をし、効果も抜群という一枚テーピングとは一体どういうテーピング
なのか?どんな点が今までとは異なり、またパフォーマンスをアップさせる秘密とは何なのか?テーピング
の可能性を大きく広げる一枚テーピングについてお話をうかがいました。 インタビュアー/三宅修平


三宅  一枚テーピングとはどういうテーピングなのか教えて下さい。

山田  私自身が学生の頃から約15年にわたってテーピングの勉強を続けて
     きたのですが、そのテーピングのスキルを一枚に集約出来ないか?と
     いうことを常々考えていました。そして、一枚のテーピングを用いてすべて
     の症状改善をしたりとか、パフォーマンスアップが出来ないかということで
     始まったのがこの一枚テーピングです。

三宅  従来のテーピングの貼り方とどういう所が違いますか?

山田  僕が今まで勉強してきたテーピングはどうしても覚えることが多いという
     ことがあったので、1枚のテーピングで色んな症状を改善出来ないもの
     だろうか?というのが一枚テーピングの目的です。ですから、ホワイト
     テープは使いませんが、伸縮性のあるテープがあれば一枚テーピングに
     適しています。

三宅  覚えることが多いというのはどういうことですか?

山田  従来のテーピングは1つの関節に対していくつもの貼り方、筋肉に対して
     いくつもの貼り方がありました。関節も筋肉も上から数えるとたくさんある
     ので何種類も覚えないといけません。そこで、1枚のテーピングで症状を
     改善できるなら覚えることが少なくていいだろうという意味で考えました。

三宅  1つの貼り方でいろいろな部分の症状に対応出来るということですが、何故
     そこまで可能なのでしょうか?

山田  これが一枚テーピングの面白い所なのですが、例えば膝のテーピングなら
     足首から膝にかけて巻きます。膝というのは例えば何か歩いたりとか動作を
     する中で痛みが出ることが多いと思います。そうすると足首から膝にかけて
     巻いているので足首の接地している一番下で安定感を出すことが膝全体に
     作用します。こう考えると1つの貼り方で膝の内・外・前・裏をカバー出来る
     ことになります。

三宅  筋の走行に沿って貼ると思っていましたがそうではないのですね。

山田  そういう概念ではないですね。

三宅  テーピングで全体の構造をカバーするといった感じですね。だから1つの
     貼り方でいくつもの症状をカバー出来るわけですね。

山田  そうですね。






















三宅  何故1枚なのでしょうか?1枚で貼ることのメリットは何ですか?また、
     1枚で貼ることと、2枚で貼ることの効果の違いにはどういったものが
     ありますか?

山田  例えば一枚テーピングを2枚で分けるという点で考えてみると、一枚
     テーピングは長く貼っていくわけですが、途中で分断して2枚にしたと
     するとテーピングというのは筋でも関節でもなく、皮膚にはる訳です。
     そうすると、途中で1回別れてしまうというのは皮膚の動きを妨げること
     につながるんですね。そうすると途中で分断して引っ張られている所が
     2ヶ所になるよりも1枚でそのまま走行させていった方が皮膚に対して
     無駄なストレスがかかりません。皮膚が一番外側の感覚受容器です
     から、そこの感覚が上手くいかない状態になるとその下の筋、筋膜の
     動きが妨げにもなるので、なるべく1枚で貼った方がいいと思います。
     ただ、急性の外傷においてはまず一枚テーピングをして、その上に
     ホワイトテープで固定したり、包帯を巻いたりして固定する形にすると
     症状の改善にも良いと思います。

三宅  皮膚の概念が面白いなと思ったのですが、結局、皮膚自体を1枚と
     考えているわけですね。だから途中で分断があるよりも1枚の方が
     いいということですか?

山田  そうですね。


三宅  皮膚全体を1枚と考えての貼り方なので一部の筋肉をカバーするという
     より全体の構造をカバーするということになるのですか?

山田  そうですね。一枚テーピングの理論として謳っているのが2つの関節を
     くるんでテーピングをしましょうと言うことを理論として提唱しているの
     ですが、それは何故かというと筋肉の動きというのは1つの筋肉が動いて
     関節が動くというわけではなく、1つの筋肉でも2つの関節をまたいでいる
     場合も多く存在します。そうすると関節をまたいでテーピングをしてあげる
     ことにより関節が圧着します。関節が圧着した方が可動域は上がります。
     それプラス筋肉は先ほどお話したように2つの関節をまたいでいわゆる
     筋連結の状態になっています。それが一枚テーピングだと筋連結も
     利用してよりパフォーマンスを上げると考えていますので皮膚、筋肉、
     関節というすべてを網羅しながら貼っていくのが一枚テーピングです。

三宅  山田先生は主にどんな症状に対してテーピングを使いますか?

山田  よく使うのは膝・足首です。症例数も膝・足首が多いということもあります。
     ただ僕は臨床の中でさまざまな所に使っています。あと、一枚テーピングが
     よく効くのはスポーツ選手や変形性膝関節症ですね。

三宅  TVでスポーツ選手がテーピングを貼っているシーンをよく見ますが、山田
     先生は「上手に貼れている」とか「こうやって貼ればもっと効果が高いと
     思う」などは分かりますか?

山田  簡単に言うと綺麗に貼れているテーピングなら大体効果はあると思います。
     例えば何か締め付けている感じがある場合などは効果が薄いのではない
     かと思います。


三宅  テーピングの効果を十分に発揮させるための貼り方のコツのようなものが
     あれば教えて下さい。

山田  テーピングを貼る上で一番大事なのが皮膚にシワを作らないことです。
     簡単に言うと、貼る部分の皮膚は最大限伸ばした状態で貼って下さい。
     
三宅  山田先生はどうやって練習して上手になったのですか?

山田  家族に貼ったりもしましたが、一番貼ったのは自分自身ですね。自分の
     膝を触ってどこに何があるかをよく把握した上でここを通した方が効率が
     上がるのではないかとか、ここに貼った方がパフォーマンスが上がるだろう
     ということはかなりやりました。

三宅  とにかくたくさん貼ることがまず大事ということですか?

山田  そうですね。

三宅  テーピングというとやはりかぶれが気になりますが、かぶれ対策はどう
     されていますか?

山田  三宅先生は何故かぶれると思いますか?

三宅  皮膚が弱いからですか?

山田  当然皮膚が弱いとかぶれます。でも一番の原因は貼り方とはがし方です。
     貼り方を先ほどお話したように皮膚を最大限伸ばした状態で貼るというのと
     皮膚がたるんだ状態で貼るということだけでも実はかぶれの度合いというの
     は全く違います。

三宅  何故皮膚をのばすとかぶれないのですか?

山田  テープの接地面が大きくなるからです。皮膚がたるんだ状態でテープを
     貼ると皮膚に大きなテンションがかかります。そうならないようにするため
     にも皮膚を最大限伸ばして貼る必要があります。また、はがす時もテープ
     をはがす方向と逆に皮膚を引っ張ってあげるとかぶれを防ぐことが出来
     ます。セミナーでは最初にテープの持ち方、貼り方、はがし方から教えて
     いきます。

三宅  そのセミナーですが、どういったことを学べますか?

山田  簡単に言うと一枚テーピングの貼り方2種類と、セミナーによって違いますが
     僕が臨床上使っていて最も効果が出ているものです。     


三宅  独自のテープを開発中とのことですがどんなテープですか?

山田  特許の関係で話せることと話せないことがあるのですが(11/25時点)、
     今までのものとは全く違ったものになります。僕の師匠と一緒に開発
     しているのですが、テープののり、布、伸縮率などすべて違います。
     今まで僕たちが使ってきたテープのマイナス点をすべて取り除いたもの
     になると思います。楽しみにして頂いていいと思います。
     











山田先生の師匠
石田寧氏
三宅  テーピングというと治療の中の補助的な役割というのが多くの治療家に
     とっての認識ではないかと思います。では、山田先生にとってテーピング
     とは治療の中においてどういう位置づけにありますか?

山田  僕の中ではメインにもなり脇役にもなるというものだと思います。というのは
     例えば、急性の場合はテーピングだけで十分です。

三宅  そういう場合はメインになる?

山田  はい。あとは例えばあまり手をかけすぎると良くない症状というのも存在
     します。その場合にはテーピングのスキルさえあればテーピングをする
     ことによって患者さんの主訴を取り除くことが出来れば十分メインの役割を
     果たしてくれます。
     僕の中で一番進めて行きたいのは症状の良くなった状態をキープして
     あげるということですね。補助ではなく、そういった役割をテーピングは
     担っていけると思います。

三宅  テーピングの可能性についてはどうお考えでしょうか?

山田  治療にも使えるし、予防にも使える。それ以外には皮膚に貼るということで
     美容に使ってみたりテーピングを使ってパフォーマンスをあげることによって
     基礎代謝を上げたりということも可能になるだろうと思っています。

三宅  では、最後になりますがセミナー参加希望の方へメッセージを・・・

山田  どんな治療を学んだ人にとってもテーピングを使うということはおかしな
     ことではないと思いますので補助的な役割で使うも良し、メインにしても
     良し、パフォーマンスを上げるも良しです。今までの自分が持っている
     ものに付け加えるスパイスにしてもらえばいいと思います。  


【セミナー取材レポート】

一枚テーピングのセミナー取材レポートはこちら



【編集後記】
テーピングがこんなに奥が深いとは知りませんでした。今回のインタビュー
でテーピングの基礎や理論そして実践方法などいろいろと教えて頂き、新た
な発見がたくさんありました。

1つのことを深く追求するといいものが出来るんだなあということを改めて
感じました。テーピングに興味のある方なら一度山田先生のスキルに触れ
てみることをオススメします。

責任編集/三宅修平

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