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【金澤一声プロフィール】 柔道整復師・鍼灸師/かなざわ整骨院院長

平成4年に鍼灸師資格取得、平成8年に柔整師資格取得。平成12年にかなざわ整骨院を開業。

南龍整体術で、ただ単に身体が整ったという点に重点をおかず、それにより引き出される、「自己治癒力の活性化」という点に重点をおいて治療を行う。性格は、素直で
猪突猛進型。
研修時代や、開業してから落ち込んだり、自分の方向性を見失ったとき、人との縁によって自分が救われた
ということがきっかけで、治療家やセラピストをサポートをすることを決意。


かなざわ整骨院
治療家・セラピストサポート塾

治療家としてのスタートライン、開業。自分自身の治療院を持つためには誰もが必ず経験しなければならない
開業で確実な一歩を踏み出し、治療院の運営を軌道に乗せるためにはどうすればいいのか?未経験の世界
に飛び立つ前に知っておくべき知識を得ることが出来る治療家・セラピストサポート塾とはどんな塾なのかを
金澤信博先生にお聞きしました。インタビュアー/三宅修平


三宅  治療家・セラピストサポート塾ではどういうことをするのか教えて下さい。

金澤  治療家、セラピストを対象とした講習会や講師に来てくださる専門家の先生
     とのマッチングです。開業についてや、実務レベルで会計や法律の相談を
     したいということが出てくると思うんですね。そういう時に気軽に話をしてもらう
     場を提供するというのが主なサポートです。

三宅  どういう人が対象ですか?

金澤  自分で治療家、セラピストであると自覚している人が対象です。ただ一点だけ
     こだわっていることがあって、単に資格があるとかないとかいうことではなく、
     プロフェッショナルであるという自覚を持っている人に場を提供したいと思って
     います。

三宅  開業セミナーのようなものは他にもありますが、どういう点が違いますか?

金澤  私のサポート塾は講師の専門家の先生方が非常に人間的に面白い先生が
     そろっているんです。そういう人たちの話というのは聞くだけでも面白いし、
     勉強にもなります。そして私自身が開業しているので現場のいろいろなことを
     経験してきた私だからこそ語れるということもあります。


三宅  サポートの具体的な内容を教えてもらえますか。

金澤  最初は学生のサポートを考えていました。しかし考えていくうちにセラピスト
     や治療家に対するサポートをしたいという思いが出てきたのでいくつかの
     ジャンルに分けました。というのは、学生と、これから開業する人、すでに
     開業している人をひとまとめにしてしまうと話がかみ合わないんです。だから
     ジャンル分けをしたんです。1つは、すでに開業している方、次は学校は
     出たけれどこれから開業する方、そして学生です。
     サポートの内容としては、開業したばかりの人の場合には開業後に出て
     くる問題というのは山ほどあります。
     例えば、スタッフ育成、新患のマネジメントや、どうやってリピートしてもらう
     かということがあります。こういう問題が出てきた時にどこに相談すればいい
     かということが分からないと思うんです。
     僕も開業して6年になりますが、いろいろな問題を乗り越えてきました。患者
     さんが急に減った時に今なら原因は分かりますが、開業当時は分からな
     かった。こういう時、特に一人でやっている先生はとても不安になると思うん
     です。その点をサポートして、今の状況はこうだからこんな風にするといいよ
     ということを教えてあげれば非常に安心できると思うんです。

三宅  開業前に誰もが頭を悩ますことや不安は何だとお考えですか?

金澤  自分がこの仕事で食べていけるのか?ということだと思います。

三宅  先生が開業する時は何が不安でした?

金澤  僕も同じでした。大きな借金だけがあり、そこからのスタートだったんです。
     健康保険という不安定なものを取り扱うという恐怖感がすごくありました。

三宅  どうやってそれを乗り越えましたか?

金澤  今でも恐怖感はあります。ただ、健康保険に頼らなくてもいい治療院を
     作りたいとは思っていました。なので今は自費治療と保険治療の比率が
     半分ずつくらいになってきました。

三宅  場所選びということも最初は不安なことが多いと思うのですが?

金澤  私の信念なのですが、その場所へ行ってフィーリングで気持ちいい場所が
     いいと思います。自分がその場所へ行って、周りを眺めながらこの場所で
     いいと思えればそれでOKなんです。

三宅  どうしてそれでOKなんですか?

金澤  自分が長く働く場所だからそこで自分自身が気持ちいいと思えないとダメ
     なんです。そりゃ全く人がいなくて熊しか出ないようなところではもちろん
     ダメですよ(笑)。でも自分がそこへ行って気持ちいいと思えればそれで
     いいんです。やっぱり目に見えない力ってあると思うんです。綿密な
     リサーチをかけたって失敗している例はたくさんあります。

三宅  場所との縁ということですか?

金澤  そうですね。




















三宅  金澤先生から見て開業に向く人、向かない人はどんな人だと思いますか?

金澤  開業に向くのは、同性の友達が多い人です。

三宅  それはなぜですか?

金澤  同性の友達が多いというのは、人間的魅力でくっついている関係だと思うん
     です。友達が多い=何かあった時に助けてくれる仲間がいるということでも
     あり、人間的魅力も多いということだと思うんです。

三宅  では、開業にはどれくらいの準備期間が必要ですか?

金澤  全くゼロからでしたら長ければ長いほどいいと思います。ですから、学生の
     うちに考えておくのがベストです。長いほうがいいのですが、物件が決まって
     いる場合でも最低2ヶ月は必要です。

三宅  経営が軌道に乗るのに例えば整骨院の場合どれくらいかかりますか?

金澤  患者さんの数ということでいうと大体3ヶ月くらいだと思います。これは経験
     的なもので、同業の方の話を聞いてもそれくらいのイメージがあります。


三宅  現状の治療業界や特に柔整の場合では保険行政に対しての不安を持つ
     方も多くいて、開業を控える傾向にあるように思いますが、金澤先生はこの
     傾向をどう思いますか?

金澤  現状に対する不安というのはどんな時代にもあると思うんです。でも不安を
     乗り越えてまで何故それをしたいのか?ということを見つめて欲しいんです。
     それが見えるのであれば開業OKです。見えていないのならしてはいけない
     と思います。何故開業するのか?ということを開業してから考えるというので
     は遅いんです。

三宅  そこまで深く考えていなくても、やはり開業はしたいと考えている人もいると
     思いますが?

金澤  ですから、そういう人たちのためのテーマもサポート塾では盛り込んでいま
     す。考えるべき情報というのが少ないと思うんです。だから情報を与えるから
     考えてみなよという場を提供したいんです。










三宅  病院勤務などが悪いことだとは思わないのですが、何故金澤先生は開業
     を勧めるのですか?

金澤  特に勧めているというわけではないし、病院勤務を否定しているわけでも
     ないんです。そういう治療家もいて当然ですし、大事です。ただ良くない
     のは、何だか分からないけどこの業界に来てしまったという状態です。
     しかし、そういう人たちの中にも治療家になるべき人っているんです。
     ダイヤの原石みたいなものですね。でも今の状況だと磨かれずに他の
     業界へ移っていってしまうんです。そういう人に対してちょっと待ってくれ
     と言いたいわけです。自分というダイヤの原石を磨く場所を持って欲しい
     と思うんです。


三宅  なるほど。しかし、いわゆる開業セミナーというのは一般的に柔整の協会の
     ような団体が主催することが多いと思うのですが、何故個人の金澤先生が
     治療家やセラピストの開業サポートや、専門家とのマッチングサポートを
     するのですか?単にライバルを増やしてしまうだけのように思いますが?

金澤  きっかけは、自分自身が開業して今まで体験したことを伝えてあげれば、
     助かる人が何人かいるのではないかという考えからです。また自分が
     業界人として今の学生のモチベーションの低い状況にも懸念があり、そこ
     に何か自分が役に立てるのではないかという全くの思い込みからです。
     協会についてのことですが、最近では協会にすら入っていない先生方も
     増えています。個人請求をして会には属さないという場合です。でも起こる
     問題は同じなんです。そういう時に自分はどこに相談すればいいのか?と
     いうことがあるので、僕は協会だけがすることではないと思うし、逆に個人が
     やっているから行きやすいということもあるはずなんです。
     それと、ライバルということに関してですが、確かにそういう見方も出来ます。
     隣に整骨院が出来たらちょっとはイヤだなあと感じると思います。しかし、
     僕は、開業ということを真剣に考え、患者さんのためになることを真剣に
     考える人と出会って語る場が欲しかったんです。だからライバルを作ると
     いうより同志を作るという感覚です。


三宅  金澤先生は、治療家・セラピストサポート塾を通して何を参加者に伝えたい
     ですか?そして、金澤先生はどんな夢をかなえたいですか?

金澤  自分の中にある原石に気付いて欲しいんです。もし、自分にそういう素因が
     あると気付いたら、今難しいとかいろいろと言われていますがその原石を
     ドンドン表に出していって欲しいと思うんです。そうすれば必ず喜んでくれる
     人が増えますから。あなたの力を、まだ会ったことのない人のために使って
     もらいたいんです。そして僕はこのサポート塾を通して自分の仲間をいっぱい
     増やして、仲間とともに楽しくやっていくことが夢です。

三宅  では、どんな人をサポートしたいですか?そしてそのサポートしたい方々へ
     メッセージをお願いします。

金澤  自分自身がプロフェッショナルとしての自覚を持っている人やそれに気付いた
     人をサポートしていきたいです。最初は何もなくてもいいんです。ただ何か
     したいという思いがあればまずそこからがスタートなんです。何をしていいか
     分からずに悩んで苦しんでいる人がいたらそういう人に対して一度ここに来て
     勉強していこうという思いがあります。
     夢を持っているなら共に進もう。必ずあなたの輝くステージがあるから。




【セミナー取材レポート】

治療家・セラピストサポート塾のセミナー取材はこちら



【編集後記】
正直で真っ直ぐな人。というのが金澤先生の印象でした。お話を聞いて
いて治療家・セラピストを応援したい!という金澤先生の熱い気持ちが
しっかりと伝わってきました。

現場の情報や、専門家の方々の情報を得ることが出来るというのは
非常に心強いサポートだと思いました。また、金澤先生は、学生時代
のクラブ活動に例えて言うと、何でも気軽に話せて、いつでも相談に
乗ってくれる優しい先輩というタイプの先生だと思います。

厳しい状況の治療業界かもしれませんが、だからこそ多くの仲間と知識や
知恵、情報を共有することが出来るサポート塾のような場は、多くの治療
家や、セラピストの方々にとってきっと役立つだろうなと感じました。

責任編集/三宅修平

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